『I Can / Nas 』2003
1994年にHIPHOP史上最高傑作に入ると言われている 1st アルバム”illmatic” をリリースしたNY クイーンズ出身のラッパーNAS。
今回は、2003年にリリースされた楽曲『I Can』を取り上げてみます。
ベートーベンの『エリーゼのために』をサンプリングし、ドラムパターンはロックバンド The Honey Drippers『Impeach The President』から取っているこの曲は、Nasから次世代を担う子供達に向けたメッセージソングとなっています。
“I know I can.Be what I wanna be. If I work hard at it. I’ll be where I wanna be”(努力すれば成りたいものになれるし、将来居たい場所にだって行ける)
そうサビで繰り返しラップし、貧困層の貧しい子供達や多感な年頃の子供達が、間違った道に進んで行ってしまわないよう、歌っています。
今の日本や僕の地元ではあまりピンと来ないかもしれませんが、Nas自身がクイーンズという黒人貧困層向けの団地で育ち、ストリートな道を歩みながらもラップスターへと昇り詰めたからこそのメッセージなのかもしれませんね。
そして、僕自身も20代はお金に苦労したり、自分の将来に絶望していた時期もあり、重ね合わせる事があります。
電気ガス水道止まった事もありました。今DJしてるのが奇跡ですねw
さてさて、今回は2003年にリリースされたNasの『I Can』を取り上げました。
アルバム”God’s Son”もカッコいいので是非聞いてみて下さい!