TODAY’S EPISODE #58

『Little Things / Jorja Smith』2023

今回は、先日11日にJorja Smithが今年2曲目となるシングルをリリースしたので、そちらを取り上げてみたいと思います。

イギリス出身のJorja Smith。サンジェイでも”Be Honest””On My Mind”など結構Playしているのですが、彼女の魅力はなんと言ってもその唯一無二の歌声です。

少しJazzyな掠れ声と色気のある歌い方。

アダルトな雰囲気で歌い上げる彼女の曲はどれも最高です。

今回の楽曲”Little Things”は、テンポの速いドラムに疾走感のあるベースが走っていて、そこに加えてJorja Smithの歌声。

「この楽曲は一度耳にしたらすぐに、ちょっとお酒を飲んで高揚している様子を感じられると思います。パーティーへ出かけて、気になる相手にロック・オンした瞬間を描きました。とても楽しい楽曲ですよ!」と彼女自身コメントしています。

R&Bと言うよりは少し官能的でオルタナっぽい感じもしますが、単に主流を意識した軽い感じのものではなく、中身の濃い楽曲になっていると思いますので、是非聞いていただきたい曲です。

TODAY’S EPISODE #57

『Unforgettable / French Montana feat. Swae Lee 』 2017

今回は、ニューヨーク出身のラッパーFrench Montanaが2017年にリリースしたリズミカルな1曲を紹介します。

サンジェイで何度もPLAYしているこの曲は”トロピカルハウス”っぽい「落ち着いた雰囲気のハウス」に近いビートでラップしています。

ちょうど2016年にDRAKEがリリースしてビルボード1位を獲得した『ONE DANCE』辺りから流行り出した感じがしますね!

French Montanaは、2002年頃からアーティストとしての活動を開始し、ストリート出身らしくMIXTAPE等で頭角を現しました。その後HIPHOP界の大御所DIDDY率いる「BAD BOY RECORD」との契約。『Unforgettable』は、彼自身最高のHIT曲となっています。

また彼は、モロッコ産まれという事から、この『Unforgettable』の収益をウガンダや他のアフリカ貧困地域に寄付しているみたいで、その後リリースした「Famous」でも同じように寄付を行っていて、その総額が226ミリオンドル、日本円にして約300億円らしいです。

ラッパーのこうした自分の故郷へ支援している姿勢っていうのは、ほんとにかっこいいですね。リスペクト!!

この年は、他にも『Work / Rihanna』『Sorry / Justin Bieber』がHITしたり、翌年は『Shape Of You / Ed Sheeran』など、全体的にハウスよりのHIT曲が多かった気がします。

↓↓↓それぞれ聴き比べてもらうと、なんとなく似たようなリズムだとわかるかと思います。

僕は、FRENCH MONTANAのラップが結構好みでカッコいいので、他のハードなHIPHOPの曲も好んで聞いてるんですが、サンジェイでは特にこの曲を頻繁に使っています。

最近リリースされた『Ratataaa』は、深夜のCLUBで聞いたら最高にハマりそうなカッコいいHIPHOPなので、そちらも聞いてみてください!

もしかしたらサンジェイでもプレイするかも。。。

という事で、日曜日は2020年前後の楽曲を中心にPLAYしてみますのでお楽しみに!

TODAY’S EPISODE #56

『TELL ME HOW YOU FEEL / Joy Enriquez』2000

今回は、2000年リリースのR&Bをご紹介します。

Joy Enriquezは、カリフォルニア出身。

80年代〜90年代にアメリカで放送されていたオーディション番組にて、95年に優勝し注目を集めたアーティストです。

その後、90年代R&Bの名曲を多々プロデュースしてきた、BABYFACEのオーディションにも合格。

彼女は、音楽活動を始める当初から”BABYFACEと仕事がしたい”と願っていたらしく、まさに彼女の行動力と努力で掴み取った叩き上げのアーティストです。

『Tell Me How You Feel』

この曲の元ネタは、今まで多くのアーティスト達によってサンプリングされ続けるLowrell Simon“Mellow Mellow Right On”

僕も、20代の頃CLUBで聞いてた印象があります。

曲の雰囲気は、90年代R&Bの香りがプンプンする、少し土臭い感じのリズム。ですが、それをうまく調和しているJoy Enriquezのボーカルとサビのキャッチーな感じが、まさしく僕好みの楽曲です。

ゴリゴリの土臭い感じの曲もカッコいいんですが、日中のデイタイムDJやサンジェイのようなCafeとなると、少しキツいので今回のような角の取れたBLACK MUSICは重宝してます。

日曜日は、2000年前後あたりの曲を中心にDJしてみようと思います!

さて、ここで別のお知らせですが、萩市のローカルFM “エフエム775”『FM775 WEEKEND MIX』という番組があり、毎週金曜日に萩市・長門市を拠点に活動しているDJが毎月MIXを作って放送しているのですが、今月は僕が5月の担当をし、MIXを作りました。

FMが聴けるのは萩市内に限られているのですが、市外の方も聴けるようにMIXCLOUDというサイトへ毎月アップしているので、良かったら聞いてみてください!

今回は”ゆったりと聞き流す感じ”をテーマにして、優しい感じで作ってみました!

最近TODAY’S EPISODEでご紹介した曲も何曲か使ってます!

TODAY’S EPISODE #55

『Me & You ◑ / HONNE feat. Tom Misch』2018

今回ご紹介するのは、ロンドン出身の2人組エレクトロ・ポップ・デュオ「HONNE」

日本語の「本音・ホンネ」という言葉の意味合いを気に入って、そのままグループの名前にしたみたいです。

その他にも、自身のレコードレーベルを「Tatemae Recordings(建前レコーディング)」とネーミングしたり、スタジオ名が「Tokidoki Studio(時々スタジオ)」だったりと、日本語が多くみられるアーティストです。

温かみのあるエレクトロ・サウンドにソウルやポップなフックを融合させた”都市型ナイト・ミュージック”とも呼べそうなエレクトロ・ポップ・サウンドが特徴です。

2014年にシングルデビューしてから、少しずつ人気が出だし今後も注目していきたいアーティストです。

さてさて、今回ご紹介する曲『Me & You ◑』ですが、サンジェイでは頻繁にPLAYしている 同じくロンドン出身のTom Mischを客演に迎えており、曲もサンジェイ向きにバッチリ仕上がっています。

是非聞いてみてください。

TODAY’S EPISODE #54

『Grace /ADOY』2017

今回は、前々回くらいにとりあげたPREPと似たような雰囲気を持つ、韓国の4人組シンセポップバンド『ADOY(アドイ)』のご紹介です。

韓国出身と言っても、K-POPみたいな感じではなく、シンセポップといったジャンルで活動している彼らだけあって、歌っている曲は、どちらかと言ったらCITY POPに近い感じの、透明感があってどこか懐かしい感じのする楽曲が多いです。

歌っている歌詞も、韓国語ではなく英語なので、ほんとにすんなりと耳に入ってきました。

最近は、itunesのステーション機能やSpotifyのアーティストから選択できるRadio機能を使って、自分の知らないアーティストや曲をひたすら聴き流しているのですが、その中でも先に述べたPREPと今回のADOYは、結構な頻度で「おっ!この曲良いな」と思うことがあり、じっくりとアルバムを聴いたりして楽しんでいます。

これからの季節、サンジェイも含めて、夕方から陽が落ちていく時間帯に、ゆっくりと聞き流すとよりしっくりハマるんじゃないでしょうか?

それでは、日曜日お楽しみください!

TODAY’S EPISODE #53

『Beautiful / Damian “Jr. Gong” Marley feat. Bobby Brown (ダミアン・マーリー feat.ボビーブラウン)』2005

今回は、先週のサンジェイ配信中に海外の方からコメントで反応があった曲を取り上げてみます。

サンジェイでは、基本R&B(歌もの)を軸にして、ラップやレゲエ、80s POPも使っています。

僕がメインに扱っている楽曲はCLUB MUSICやPOPs.メインストリームなので、大音量で重低音を感じながら聴いたりするのが良いのですが、基本的にサンジェイはCafe Musicをコンセプトにしているので、手持ちの曲の中から対応出来そうな曲を使ってPLAYしています。

そんな中で、先週はちょっとしたレゲエタイムみたいな感じになっていた時に、今回ご紹介するダミアンの曲を使いました。

ミアン・マーリーは、ジェマイカ出身で、レゲエの神様『Bob Marley』の息子。

1978年に生まれ、13歳から音楽活動を開始して2年後の1993年にはシングルデビューを果たしています。

今回の楽曲は2005年にリリースされた『WELCOME TO JAMROCK』に収録されていて、アルバムはレゲエとHIPHOPが融合した感じになっておりなかなか楽しめる内容になっています。客演陣もNas,RedmanなどHIPHOP好きにはお馴染みのメンツ。

そして、今回のBEAUTIFUL

サビを歌い上げているのは、前回のEPISODEで取り上げたBOBBY BROWN

たまたまですがね。。。

90s R&Bで活躍したボビー。確か、NEW EDITIONの楽曲も何年ぶりかに2005年辺りにリリースしてたハズ。

当時レコード買った記憶があるぞ。

さてさて、今回は『Beautiful / Damian “Jr. Gong”Marley』をご紹介しました。

曲も聴きやすいHAPPYな雰囲気なので是非聴いてみてください!

おまけで、ダミアンの曲でカッコよかったのは、2012年にSKRILLESと組んでリリースした『Make It Bun Dem』ですね!カッコ良すぎる。。

TODAY’S EPISODE #52

『Rock Wit’cha(ロック・ウィッチャ) / Bobby Brown(ボビー・ブラウン)』1989

今回は、何年経っても生き残る不滅の名曲 Bobby Brownが歌うRock wit’chaをご紹介します。

この曲は、Bobbyの5枚目のシングルで、アルバム「Don’t Be Cruel」に収録されています。

Bobby Brownは、元々New Editionというグループのメンバーとして活躍していました。

メンバーの中には、ジョニー・ギルやラルフ・トレスヴァントなど、80年代後期に多くの名曲を残したアーティストがいます。

このアルバムは、New Editionを脱退した後に、ソロとして活動していく中でベイビー・フェイステディ・ライリーなどの強力なプロデューサーを迎えて制作した内容になっていて、彼の代名詞的なヒット曲 Every Little Stepも含まれています。

さて、Rock Wit’chaですが、ベイビーフェイスのプロデュースによる、しっとりとしたバラードとなっています。

歌の内容は、R&Bらしい? とてもストレートに大人の愛を歌ったなものなので、ここでは省略させていただきます。。。

当時のビルボード年間総合チャートでも最高7位。アルバムも年間1位を記録するなどの好セールスだったようです。

その後は、1992年にホイットニー・ヒューストンと結婚したり、90年代を象徴するスーパースターにまで昇り詰めました。

個人的にもこのアルバムはCDで何回も聴いたりしてました。

特に、曲と曲の”間”が少し短めに作られていて、いい感じにアルバムが展開していきます。

今のストリーミング時代、アルバムをじっくり聞くというのは少なくなったかも知れませんが、気になった方はぜひ!

ボビーが次に出したアルバム『Bobby』もカッコいいので、合わせて聴いてみてください!

TODAY’S EPISODE #51

『As It Was / PREP(プレップ) 』2022

今週は、Harry StylesAs It Wasをカバーして話題になったロンドン出身のCITY POP BAND 「PREP」をご紹介します。

HIPHOPやエレクトロ、クラシックなどのサウンドプロデューサー4人で構成されている彼らは、2015年結成。

2016年に1st ALBUM 「Futures」をリリースした後に2018年、2019年にサマソニに出演。2020年には、2nd ALBUM「PREP」をリリースしています。

Harry Stylesが歌うver.は、テンポの早くPOPs要素の強い楽曲ですが、このPREPがカバーしているver.は、しっとりとしたバラードに近く、心を落ち着かせてくれます。

原曲のフレーズを上手くサンプリングし一度聴いただけで、すんなりと頭の中に入ってくる感じ。

彼らが得意としているCITY POP独特のちょっとエモい雰囲気もバッチリきいていて、サンジェイのようなcafe timeには持って来いの曲です。

僕も曲をDLしてからは、ほぼ毎回サンジェイで使ってます。

原曲とPREP ver.を聴き比べていただくと、それぞれの良さがわかって面白いと思います!

僕も最近は、ALBUM『PREP』をヘビロテしていて、車の運転中などで聞いているんですが、1曲目からスピリチュアルなイントロとCITY POP感満載のテンポのいい感じ、耳に残るサビと歌声で、『当たりだな』と勝手に思ってどんどん聴き進めてしまいます。

このアルバムは、オススメ!ぜひ聞いてみてください!

彼らのLIVEもいいっす

それでは、日曜日は爽やかな感じでやってみようと思います!お楽しみに!

TODAY’S EPISODE #50

『MY TIME / FABOLOUS  feat. JEREMIH(ファボラス feat. ジェレマイ)』2009

Rapper Fabolous in September, 2002 in Hoboken, New Jersey. (Photo by Gregory Bojorquez/Getty Images)

先週は、新譜のご紹介でしたが今回は、2009年リリースの楽曲です。

2009年と言えば、LADAY GAGAFLO RIDAなど、世界的にテンポの速い楽曲が主流になりつつあった年だったと思います。

数年後には、ヒットチャートをEDMが占領し、CLUBでもEDMを使うDJが殆どで、当時現場に出ていたDJによれば『人が入らないからHIPHOPは使わないでくれ』と店舗関係者から注文が入るほどだった様です。泣。

そんな2009年にリリースされた楽曲がコチラ↓

ザHIPHOPな楽曲ですね!

曲の全体的な雰囲気には、やはり当時の流れを汲んでがやや派手な高揚感を感じる箇所もありますが、FABOLOUSのラップを前面に出して、サビにはJEREMIHの耳に残る歌声が使われています。

そして、この曲は先日のWBCで優勝した侍ジャパン村上選手の登場曲でもありました。

(村上選手は、ファンである格闘家の堀口恭司選手がこの曲を使用していた事から、自らの登場曲にしたそうです)

この曲は、サビで

「今日はハードに行くぜ。過去は過去だ。分かるだろ、気にするな、そんな過去のことは。昨日は昨日だ。新しい日なんだ。俺はすべて賭けるぜ。俺の日だ。今やるしかない。やって来たことをやり続けるんだ。俺の時間が来たんだから」

と歌っていて、WBCの序盤では苦しんでいた村上選手、決勝のホームランや準決勝での劇的なサヨナラ安打。

この歌詞が絶妙にリンクしていて何とも言えない気持ちになってしまいます。

苦しい思いをしながらも、””マイタイム ここは俺の打席にしてやる””と気持ちを入れていたに違いありません。

そんなこんなで、次の日曜日は、2010年前後の楽曲を多めにプレイしてみようと思います。

尚、当日は諸用の為 14時からの前半はDJ 井町 伸二さんが担当してくれてます!

私は、後半(17時30分)からのDJです🙏

いつものTODAY’S EPISODEは15時30分から90分間ですが、この日は17時30分から!

それでは、日曜日お楽しみに~