毎月第3日曜日、山口県萩市のcafé Jantiqueからストリーム配信している【SUNDAY SUNJAY AFTERNOON】

15:30-17:00は、『TODAY’S  EPISODE』と題して、ホストDJ NOBIがテーマを絞った楽曲をお送りします。

このページでは、毎回のテーマの内容やアーティスト情報、裏話などなど書き綴っていきます。、

TODAY’S EPISODE #64

『Dreams / Gabrielle 』1993

2週間ぶりのEPISODEですね。

今回は、90s R&Bの名曲をご紹介します。ロンドン出身の女性シンガーGabrielleが1993年にリリースしたデビューシングルDreams

セールスも全英シングルチャート1位を獲得し堂々のデビューを果たしています。僕も90sR&Bを勉強するときに聞いていたmixtapeにも多くの作品で収録されていました。

アメリカのシンガーソングライターTracy Chapman『Fast Car』をサンプリングしたこの曲は、当時R&Bの主流であった“Groundbeat”と言われるリズムパターンの流れをうまく取り入れており、4小節の中で少し”タメ”をつくるリズムで構成されています。(Groundbeatの代表的なアーティストは、同じくUK出身のSOUL II SOULというグループの楽曲です)

どちらもサンジェイでは頻繁にPLAYしている楽曲なので、聞いた事ある人もいるのでは….?

余談ですが、Gabrielleが同じく1993年にリリースした『I Wish』という曲も、めちゃくちゃ最高なので聞いてみて下さい!

どちらも、1st アルバム『Find Your Way』に収録されています。

それでは、日曜日の配信をお楽しみに!今回は90sです!

TODAY’S EPISODE #63

『A Place With No Name / Michael Jackson』2014

今回は、 2014年に発売されたMichael Jacksonの未発表曲を集めたアルバム『Xscape』からの1曲をご紹介します。

ご存知の通り、マイケルジャクソンは2009年6月に惜しくも亡くなってしまいました。しかし、その後も”King Of Pop=Michael Jackson”の影響力は衰える事なく現在でも多くの楽曲がプレイされています。サンジェイでも”Rock With You””Remember The Time”など結構頻繁にプレイしているので、聞いた事ある人も多いのではないでしょうか….?

さて、2014年にリリースされたアルバム『Xscape』ですが、マイケルが生前に残した未発表楽曲の中から、マイケルジャクソンのヴォーカルには一切手を加えずそのまま使用し、その他のトラック部分をTimbalandStagateと言った名プロデューサー達が現代の音に蘇らせるという、かなり特別なプロジェクトでした。

そんな中、今回取り上げた”A Place With No Name”はアルバム4曲めに収録されています。”

プロデューサーは、ノルウェー出身で現在はL.Aで活動している”Stagate”

2000年代前半に”Sexy Love””So Sick”を始め“Because Of You”が特大HITしたNe-Yoの楽曲や、Rihannaなど多くのHIT曲を手掛けています。

さてさて話は戻りますが、この“A Place With No Name”は元ネタがあり、1972年にアメリカというバンドによる全米ナンバーワン・ヒット曲「名前のない馬(A Horse With No Name)」を、 マイケルのヴォーカルでクリエイティヴに再来させたものらしいです。

僕も調べていて初めて知ったのですが、こうやって何年もリメイクやサンプリングによって古い曲が生きて行く感じもまたかっこいいですね。

 

さてさて、今回は2014年にリリースされた楽曲をご紹介しました。

日曜日はこの辺りの年代を中心にプレイしてみようと思いますので宜しくお願いします!

TODAY’S EPISODE #62

『Talk About Our Love / Brandy Feat. Kanye West 』2004

今回は、90年代から00年代に活躍したシンガーソングライター「Brandy」が、2004年にリリースしたアルバム「Afrodisiac」よりシングルカットされた曲『Talk About Our Lovw feat. Kanye West』をご紹介します。

Brandyは、わずか14歳でアトランティックレコードと契約し、1994年にリリースした1st アルバム『brandy』が全米500万枚を売り上げるという衝撃的なデビューを果たしたR&Bシンガーです。

そんな彼女が、2000年前半からHIPHOPに限らず音楽シーンに影響を与えまくっているKanye Westとリリースしたこの曲。

2004年というと、僕もDJの駆け出しとしてレコードを買いまくり、CLUBにも通って ”どうやったら俺もCLUBでDJさせて貰えるんだ!” ともがいていた頃。

当時流行っていたこの曲のレコードも勿論購入して、よくDJで練習してた思い出の曲です。MTV等の音楽番組でも頻繁にプレイされていた記憶がありますね。

この頃は、CommonJay-Z.Alicia KeysなどのHIT曲の多くをKanye Westが手掛けていて、自身のアルバムも好セールス!まさしく “飛ぶ鳥を落とす勢い” だったKanye West

これもカニエか!って感じで思ってた記憶があります。。。

話は脱線しましたが、今回のアルバムにはKanye Westの他にも名プロデューサーTimbaland.の楽曲も多く収録されていて、今聴くと当時の雰囲気を思い出させてくれる良いアルバムです。

という事で、今回は2004年リリースの曲をご紹介しました。日曜日は2000年代にフォーカスしてDJしてみようと思います。ちょうど世代の方も多いのでは???

お楽しみに!

TODAY’S EPISODE #61

『口から出まかせ / RHYMESTAR feat. KING GIDDRA、SOUL SCREAM』1995

今回は、先日21日にJapanese Hiphopの大御所グループ “RHYMESTAR” が、New Albumをリリースしたということもあり、ここで僕が高校生の時に聞いていたRHTMESTARの2nd Album『EGOTOPIA』からの1曲「口から出まかせ」をご紹介しようと思います。

RHYMESTARは、宇多丸・Mummy-D・DJ JIN の 2MC 1DJ スタイルのグループです。

結成される経緯は、1989年に「早稲田大学ソウルミュージック研究会ギャラクシー」にて、当時2年生であった佐々木士郎(宇多丸)と新入生として入部してきた坂間大介(Mummy-D)がRHYMESTERを結成したのは有名な話ですね。頭いいなぁ。。。。

1st Albumは1993年『俺に言わせりゃ』でデビュー。今回ご紹介するのは2nd Albumです。

僕自身、Japanese HIPHOPを高校生の時に聞き漁っていたこともあり、今回の”口から出まかせ”には、 KING GIDDRA(ZEEBRA/K DUB SHINE/DJ OASIS)とSOUL SCREAM(HAB I SCREAM/E.G.G MAN/DJ CELORY)という好きなグループが2つも客演として参加しており、総勢6人のMCがマイクリレーをして行くという楽曲になっています。

当時は、まだHIPHOP/RAPというものが世に浸透しておらず、アーティストがもがき苦しんでいた時代。

カウンターカルチャーであるHIPHOPが、まさに種から根を張っていた時代だと思います。現在ではHIPHOPが日本のチャートで上位に食い込む事も珍しくなく、CLUBでも日本語がかかって盛り上がる事も当たり前になってきました。

まさしく現在進行形で、根を張って、芽を出し、華を咲かせて行っているのが分かります。

2007年には、日本武道館でもワンマンライブを成功させているRHYMESTAR。

1995年リリースの”口から出まかせ”もLIVEで披露しています。

もがき苦しんでいた時代に書いた歌詞を日本武道館でLIVEするという、カウンターカルチャー精神をLIVEで爆発させているので是非見て下さい!

もちろんDJも生でレコード回してます。

1曲の中でMCそれぞれのパートでラップを乗せるトラックが全部違うといった感じの曲も、当時では斬新なアイデアだったと思います。

そんなこんなで、今回はRHYMESTARが1995年にリリースした楽曲を紹介しました。日曜日のEPISODEは懐かしい日本語の曲も多めにやってみようかな、、、と思います。

おまけで、この武道館のLIVEで”RESPECT”という曲をLIVEしているのですが、冒頭のMummy-Dのメッセージが今でも心に響き、僕がDJを続けるにあたって、大切にしている言葉なので貼っておきます!

TODAY’S EPISODE #60

『A Little Samba / Ugly Duckling』2001

今回は、2001年リリースの楽曲をご紹介してみようと思います。(最近は新しい曲のピックアップが続いてましたので…)

今回ご紹介するのは、1993年にカリフォルニア州ロングビーチで結成されたHIPHOPグループ「UGLY DUCKLING」です。

90年代-2000年辺り、アメリカ西海岸のHIPHOPというと、Dr.DreやSnoop Dogg, 2Pac等のギャングスタなHIPHOPのイメージが強くWEST COAST HIPHOPと呼ばれるくらい有名ですが、彼らはどちらかと言うと、JAZZなどをサンプリングしたトラックを、ユーモアたっぷりな感じで仕上げていて、陽気な楽曲が多いです。

A Little Samba

「ワン・ツー・スリー」の掛け声から始まるこの曲は、“Jack CostanzoBei Mir Du Schoen”という曲をサンプリングしたりしていて、とても陽気なサンバっぽいHIPHOPに仕上がっています。

これから夏になって行く季節に重宝しそうな曲ですね!

DJ的にも、結構掴みのある曲なので、知らないお客さんの前で手っ取り早く雰囲気を作りたい時や、HIPHOP以外のジャンルの方々と同じイベントでまわす時とかに使ったりしてます。

再来週のアニバーサリーでも使ってみようかな……

まずは、明後日の日曜日お楽しみに!

TODAY’S EPISODE #59

『Iced Tea / Joyce Wrice & KAYTRANADA 』2022

今回ご紹介するのは、2022年にカリフォルニア出身のR&BソングライターJoyce Wriceが、kaytranadaと組んでリリースした楽曲『Iced Tea』です。

このJoyce Wriceは、これまでToday’s Episodeで紹介してきた「Jorja Smith」「Amber Mark」「Mahalia」と並んで、次世代を担うと注目されているシンガーの1人。

そんな中でも、Joyce Wriceは高い歌唱力と少し冷めた感じでクールに歌いこなす感じが最高です。

この曲のMVは、冒頭と最後の部分で意味深な日本語での会話が挿入されていたりストーリー性もあって面白いです。

また今回は、Kaytranadaとのタイアップという事でさらに注目!

彼の音楽は、少しエレクトリックな感じとHIPHOPの匂いも感じれる唯一無二のサウンド。

サンジェイでは、2020年にリリースした「10%」をよく使ってます。ダンスクラシックFirst ChoiceLove Thingをサンプリングし、少し懐かしい感じのする曲です。

さて、最近のTODAY’S EPISODE…わりと新しい曲のチョイスが続いてますが、今回も2022年の曲でした。

日曜日は、新しい楽曲を中心に少しテンポの速い感じで90分駆け抜けたいと思います。

TODAY’S EPISODE #58

『Little Things / Jorja Smith』2023

今回は、先日11日にJorja Smithが今年2曲目となるシングルをリリースしたので、そちらを取り上げてみたいと思います。

イギリス出身のJorja Smith。サンジェイでも”Be Honest””On My Mind”など結構Playしているのですが、彼女の魅力はなんと言ってもその唯一無二の歌声です。

少しJazzyな掠れ声と色気のある歌い方。

アダルトな雰囲気で歌い上げる彼女の曲はどれも最高です。

今回の楽曲”Little Things”は、テンポの速いドラムに疾走感のあるベースが走っていて、そこに加えてJorja Smithの歌声。

「この楽曲は一度耳にしたらすぐに、ちょっとお酒を飲んで高揚している様子を感じられると思います。パーティーへ出かけて、気になる相手にロック・オンした瞬間を描きました。とても楽しい楽曲ですよ!」と彼女自身コメントしています。

R&Bと言うよりは少し官能的でオルタナっぽい感じもしますが、単に主流を意識した軽い感じのものではなく、中身の濃い楽曲になっていると思いますので、是非聞いていただきたい曲です。

TODAY’S EPISODE #57

『Unforgettable / French Montana feat. Swae Lee 』 2017

今回は、ニューヨーク出身のラッパーFrench Montanaが2017年にリリースしたリズミカルな1曲を紹介します。

サンジェイで何度もPLAYしているこの曲は”トロピカルハウス”っぽい「落ち着いた雰囲気のハウス」に近いビートでラップしています。

ちょうど2016年にDRAKEがリリースしてビルボード1位を獲得した『ONE DANCE』辺りから流行り出した感じがしますね!

French Montanaは、2002年頃からアーティストとしての活動を開始し、ストリート出身らしくMIXTAPE等で頭角を現しました。その後HIPHOP界の大御所DIDDY率いる「BAD BOY RECORD」との契約。『Unforgettable』は、彼自身最高のHIT曲となっています。

また彼は、モロッコ産まれという事から、この『Unforgettable』の収益をウガンダや他のアフリカ貧困地域に寄付しているみたいで、その後リリースした「Famous」でも同じように寄付を行っていて、その総額が226ミリオンドル、日本円にして約300億円らしいです。

ラッパーのこうした自分の故郷へ支援している姿勢っていうのは、ほんとにかっこいいですね。リスペクト!!

この年は、他にも『Work / Rihanna』『Sorry / Justin Bieber』がHITしたり、翌年は『Shape Of You / Ed Sheeran』など、全体的にハウスよりのHIT曲が多かった気がします。

↓↓↓それぞれ聴き比べてもらうと、なんとなく似たようなリズムだとわかるかと思います。

僕は、FRENCH MONTANAのラップが結構好みでカッコいいので、他のハードなHIPHOPの曲も好んで聞いてるんですが、サンジェイでは特にこの曲を頻繁に使っています。

最近リリースされた『Ratataaa』は、深夜のCLUBで聞いたら最高にハマりそうなカッコいいHIPHOPなので、そちらも聞いてみてください!

もしかしたらサンジェイでもプレイするかも。。。

という事で、日曜日は2020年前後の楽曲を中心にPLAYしてみますのでお楽しみに!

TODAY’S EPISODE #56

『TELL ME HOW YOU FEEL / Joy Enriquez』2000

今回は、2000年リリースのR&Bをご紹介します。

Joy Enriquezは、カリフォルニア出身。

80年代〜90年代にアメリカで放送されていたオーディション番組にて、95年に優勝し注目を集めたアーティストです。

その後、90年代R&Bの名曲を多々プロデュースしてきた、BABYFACEのオーディションにも合格。

彼女は、音楽活動を始める当初から”BABYFACEと仕事がしたい”と願っていたらしく、まさに彼女の行動力と努力で掴み取った叩き上げのアーティストです。

『Tell Me How You Feel』

この曲の元ネタは、今まで多くのアーティスト達によってサンプリングされ続けるLowrell Simon“Mellow Mellow Right On”

僕も、20代の頃CLUBで聞いてた印象があります。

曲の雰囲気は、90年代R&Bの香りがプンプンする、少し土臭い感じのリズム。ですが、それをうまく調和しているJoy Enriquezのボーカルとサビのキャッチーな感じが、まさしく僕好みの楽曲です。

ゴリゴリの土臭い感じの曲もカッコいいんですが、日中のデイタイムDJやサンジェイのようなCafeとなると、少しキツいので今回のような角の取れたBLACK MUSICは重宝してます。

日曜日は、2000年前後あたりの曲を中心にDJしてみようと思います!

さて、ここで別のお知らせですが、萩市のローカルFM “エフエム775”『FM775 WEEKEND MIX』という番組があり、毎週金曜日に萩市・長門市を拠点に活動しているDJが毎月MIXを作って放送しているのですが、今月は僕が5月の担当をし、MIXを作りました。

FMが聴けるのは萩市内に限られているのですが、市外の方も聴けるようにMIXCLOUDというサイトへ毎月アップしているので、良かったら聞いてみてください!

今回は”ゆったりと聞き流す感じ”をテーマにして、優しい感じで作ってみました!

最近TODAY’S EPISODEでご紹介した曲も何曲か使ってます!