TODAY’S EPISODE #67

『SMILE / LILY ALLEN』2006

今回は、イギリス出身のPOPアーティストLILY ALLENが2006年にリリースしてヒットした『SMILE』をPICK UPしてみました。

夏らしく、レゲエのロックステディなリズムとポップスを組み合わせた曲調に、リリーが少し気怠く歌う感じが魅力的に聞こえます。

当時は、MTV等でも多くプレイされていたので聞いたことある人もいるのでは無いでしょうか?

曲調とSMILEという題名でハッピーな曲かと思いきや、「自分の元から去っていった彼が、後に苦しんでいるのを見て “笑っちまうぜ!”」と歌っている内容です。

このlily Allen…歌う感じとかが、2011年に他界してしまったAmy Winehouseと個人的に被ったりして、最近はDJの時は並べてPLAYしたりして遊んでいます。

日曜日は、2010年前後の楽曲でPlayしてみたいと思いますので、宜しくお願いします!

TODAY’S EPISODE #66

『Vibin’ (Cool Summer Mellow Mix) / BOYZ ll MEN』1995

今回は、90年代を代表するメンズボーカルグループ BOYZ ll MENの楽曲をご紹介します。

(グループ結成当時は4人組でしたが、2002年にメンバーのマッケリーが健康上の問題を理由に脱退、以後は新メンバーを迎えることなくトリオ編成のままで活動を続けています。)

彼らの代表作と言えばしっとりとしたスロウナンバー”END OF THE ROAD”ですが、こちらのVibin’ (Cool Summer Mellow Remix)はとてもスムージーな曲です。

最近の毎日続く猛暑でバテ気味の方も、この曲を聴くと涼めるハズ……たぶん。

Cool Summer Mellow Mixとある様に、こちらはRemix Ver.です。

個人的にも、このRemix Ver.の方が好みでサンジェイでも何度もDJしているお馴染みの曲です!

Jazzyな曲や単純にChillい曲はたくさんあるのですが、今回のような”スムーズに流れるメロディラインと控えめなドラム、そしてボーカル、コーラスが合わさった曲はなかなか無いんですよね。

彼氏彼女とのドライブとかにも良いんじゃ無いでしょうか?

そして、この曲にはいくつかのRemix Ver.が存在していて、その中にBUSTA RHYMES、CRAIG MACK、METHOD MAN、などHIPHOP好きなら反応してしまうメンツを客演に迎えた”THE NEW FLAVA Ver.”も存在します。

いつの時代も、ゴリゴリのHIPHOP勢がR&Bとコラボするのはオシャレ感が増して良いですね!

さて、今回は1995年リリースの楽曲をご紹介しました。

日曜日の配信では、”90R&B”と行きたいところですが……ココ最近90sが続いてるので、今回は“Vibin’ Cool Summer”らしく、リラックスして涼める感じの曲を集めてお届けしたいと思います!

TODAY’S EPISODE #65

『ALRIGHT / Kris Kross feat. Super Cat』1993

先週は、90sのR&Bをご紹介しましたが、今回は90sのHIPHOPREGGAEのアーティストがフューチャーしたノリノリの曲をご紹介します。

Kris Krossは、90年代前半に活躍したクリス・ケリーとクリス・スミスによるHIPHOPデュオ。

1992年にリリースし大ヒット。HIPHOPアンセムとなった曲『JUMP』をリリースした時は、まだ13歳だった事からキッズHIPHOPの元祖としても有名です。

また彼らは、アルバムのジャケットやステージパフォーマンスの際に、服を前後逆に着ることで有名でした。これはマネする人も増えて、最初からデザインが逆になった服まで売り出されていたらしい……..。

そんな彼らが1993年にReggae界のスーパースター”SUPER CAT”と共にリリースした曲が『Alright』

ダンスホールレゲエのリズムとHIPHOPが絶妙に合わさっていて、ダンスクラシックの定番曲”Just A Touch Of Love / SLAVE”をサンプリングしている事もあり、とてもノリの良い曲です。(SLAVEの曲はサンジェイでもたまにプレイしてますね!)

今聴くと少し”土臭すぎる感じ”もしますが、それが逆にカッコ良く聞こえたり?…もします。

サンジェイでは、Cafe TimeでのDJなので、あまり土臭い曲を長時間PLAYし続ける事は無いのですが、、、雰囲気に違う色をつける意味も含めてちょいちょい使ったりしています。

という事で、今回は90s HIPHOPの楽曲をご紹介しました。

実は『Alright』は、まだサンジェイではプレイした事が無い楽曲ではありますが、日曜日の配信では使ってみたいと思います!

先週はR&B寄りでしたが、今回は聞きやすい90s HIPHOPを多めにやってみようかな,,,,。宜しくお願いします!

TODAY’S EPISODE #64

『Dreams / Gabrielle 』1993

2週間ぶりのEPISODEですね。

今回は、90s R&Bの名曲をご紹介します。ロンドン出身の女性シンガーGabrielleが1993年にリリースしたデビューシングルDreams

セールスも全英シングルチャート1位を獲得し堂々のデビューを果たしています。僕も90sR&Bを勉強するときに聞いていたmixtapeにも多くの作品で収録されていました。

アメリカのシンガーソングライターTracy Chapman『Fast Car』をサンプリングしたこの曲は、当時R&Bの主流であった“Groundbeat”と言われるリズムパターンの流れをうまく取り入れており、4小節の中で少し”タメ”をつくるリズムで構成されています。(Groundbeatの代表的なアーティストは、同じくUK出身のSOUL II SOULというグループの楽曲です)

どちらもサンジェイでは頻繁にPLAYしている楽曲なので、聞いた事ある人もいるのでは….?

余談ですが、Gabrielleが同じく1993年にリリースした『I Wish』という曲も、めちゃくちゃ最高なので聞いてみて下さい!

どちらも、1st アルバム『Find Your Way』に収録されています。

それでは、日曜日の配信をお楽しみに!今回は90sです!

TODAY’S EPISODE #63

『A Place With No Name / Michael Jackson』2014

今回は、 2014年に発売されたMichael Jacksonの未発表曲を集めたアルバム『Xscape』からの1曲をご紹介します。

ご存知の通り、マイケルジャクソンは2009年6月に惜しくも亡くなってしまいました。しかし、その後も”King Of Pop=Michael Jackson”の影響力は衰える事なく現在でも多くの楽曲がプレイされています。サンジェイでも”Rock With You””Remember The Time”など結構頻繁にプレイしているので、聞いた事ある人も多いのではないでしょうか….?

さて、2014年にリリースされたアルバム『Xscape』ですが、マイケルが生前に残した未発表楽曲の中から、マイケルジャクソンのヴォーカルには一切手を加えずそのまま使用し、その他のトラック部分をTimbalandStagateと言った名プロデューサー達が現代の音に蘇らせるという、かなり特別なプロジェクトでした。

そんな中、今回取り上げた”A Place With No Name”はアルバム4曲めに収録されています。”

プロデューサーは、ノルウェー出身で現在はL.Aで活動している”Stagate”

2000年代前半に”Sexy Love””So Sick”を始め“Because Of You”が特大HITしたNe-Yoの楽曲や、Rihannaなど多くのHIT曲を手掛けています。

さてさて話は戻りますが、この“A Place With No Name”は元ネタがあり、1972年にアメリカというバンドによる全米ナンバーワン・ヒット曲「名前のない馬(A Horse With No Name)」を、 マイケルのヴォーカルでクリエイティヴに再来させたものらしいです。

僕も調べていて初めて知ったのですが、こうやって何年もリメイクやサンプリングによって古い曲が生きて行く感じもまたかっこいいですね。

 

さてさて、今回は2014年にリリースされた楽曲をご紹介しました。

日曜日はこの辺りの年代を中心にプレイしてみようと思いますので宜しくお願いします!

TODAY’S EPISODE #62

『Talk About Our Love / Brandy Feat. Kanye West 』2004

今回は、90年代から00年代に活躍したシンガーソングライター「Brandy」が、2004年にリリースしたアルバム「Afrodisiac」よりシングルカットされた曲『Talk About Our Lovw feat. Kanye West』をご紹介します。

Brandyは、わずか14歳でアトランティックレコードと契約し、1994年にリリースした1st アルバム『brandy』が全米500万枚を売り上げるという衝撃的なデビューを果たしたR&Bシンガーです。

そんな彼女が、2000年前半からHIPHOPに限らず音楽シーンに影響を与えまくっているKanye Westとリリースしたこの曲。

2004年というと、僕もDJの駆け出しとしてレコードを買いまくり、CLUBにも通って ”どうやったら俺もCLUBでDJさせて貰えるんだ!” ともがいていた頃。

当時流行っていたこの曲のレコードも勿論購入して、よくDJで練習してた思い出の曲です。MTV等の音楽番組でも頻繁にプレイされていた記憶がありますね。

この頃は、CommonJay-Z.Alicia KeysなどのHIT曲の多くをKanye Westが手掛けていて、自身のアルバムも好セールス!まさしく “飛ぶ鳥を落とす勢い” だったKanye West

これもカニエか!って感じで思ってた記憶があります。。。

話は脱線しましたが、今回のアルバムにはKanye Westの他にも名プロデューサーTimbaland.の楽曲も多く収録されていて、今聴くと当時の雰囲気を思い出させてくれる良いアルバムです。

という事で、今回は2004年リリースの曲をご紹介しました。日曜日は2000年代にフォーカスしてDJしてみようと思います。ちょうど世代の方も多いのでは???

お楽しみに!

TODAY’S EPISODE #61

『口から出まかせ / RHYMESTAR feat. KING GIDDRA、SOUL SCREAM』1995

今回は、先日21日にJapanese Hiphopの大御所グループ “RHYMESTAR” が、New Albumをリリースしたということもあり、ここで僕が高校生の時に聞いていたRHTMESTARの2nd Album『EGOTOPIA』からの1曲「口から出まかせ」をご紹介しようと思います。

RHYMESTARは、宇多丸・Mummy-D・DJ JIN の 2MC 1DJ スタイルのグループです。

結成される経緯は、1989年に「早稲田大学ソウルミュージック研究会ギャラクシー」にて、当時2年生であった佐々木士郎(宇多丸)と新入生として入部してきた坂間大介(Mummy-D)がRHYMESTERを結成したのは有名な話ですね。頭いいなぁ。。。。

1st Albumは1993年『俺に言わせりゃ』でデビュー。今回ご紹介するのは2nd Albumです。

僕自身、Japanese HIPHOPを高校生の時に聞き漁っていたこともあり、今回の”口から出まかせ”には、 KING GIDDRA(ZEEBRA/K DUB SHINE/DJ OASIS)とSOUL SCREAM(HAB I SCREAM/E.G.G MAN/DJ CELORY)という好きなグループが2つも客演として参加しており、総勢6人のMCがマイクリレーをして行くという楽曲になっています。

当時は、まだHIPHOP/RAPというものが世に浸透しておらず、アーティストがもがき苦しんでいた時代。

カウンターカルチャーであるHIPHOPが、まさに種から根を張っていた時代だと思います。現在ではHIPHOPが日本のチャートで上位に食い込む事も珍しくなく、CLUBでも日本語がかかって盛り上がる事も当たり前になってきました。

まさしく現在進行形で、根を張って、芽を出し、華を咲かせて行っているのが分かります。

2007年には、日本武道館でもワンマンライブを成功させているRHYMESTAR。

1995年リリースの”口から出まかせ”もLIVEで披露しています。

もがき苦しんでいた時代に書いた歌詞を日本武道館でLIVEするという、カウンターカルチャー精神をLIVEで爆発させているので是非見て下さい!

もちろんDJも生でレコード回してます。

1曲の中でMCそれぞれのパートでラップを乗せるトラックが全部違うといった感じの曲も、当時では斬新なアイデアだったと思います。

そんなこんなで、今回はRHYMESTARが1995年にリリースした楽曲を紹介しました。日曜日のEPISODEは懐かしい日本語の曲も多めにやってみようかな、、、と思います。

おまけで、この武道館のLIVEで”RESPECT”という曲をLIVEしているのですが、冒頭のMummy-Dのメッセージが今でも心に響き、僕がDJを続けるにあたって、大切にしている言葉なので貼っておきます!

TODAY’S EPISODE #60

『A Little Samba / Ugly Duckling』2001

今回は、2001年リリースの楽曲をご紹介してみようと思います。(最近は新しい曲のピックアップが続いてましたので…)

今回ご紹介するのは、1993年にカリフォルニア州ロングビーチで結成されたHIPHOPグループ「UGLY DUCKLING」です。

90年代-2000年辺り、アメリカ西海岸のHIPHOPというと、Dr.DreやSnoop Dogg, 2Pac等のギャングスタなHIPHOPのイメージが強くWEST COAST HIPHOPと呼ばれるくらい有名ですが、彼らはどちらかと言うと、JAZZなどをサンプリングしたトラックを、ユーモアたっぷりな感じで仕上げていて、陽気な楽曲が多いです。

A Little Samba

「ワン・ツー・スリー」の掛け声から始まるこの曲は、“Jack CostanzoBei Mir Du Schoen”という曲をサンプリングしたりしていて、とても陽気なサンバっぽいHIPHOPに仕上がっています。

これから夏になって行く季節に重宝しそうな曲ですね!

DJ的にも、結構掴みのある曲なので、知らないお客さんの前で手っ取り早く雰囲気を作りたい時や、HIPHOP以外のジャンルの方々と同じイベントでまわす時とかに使ったりしてます。

再来週のアニバーサリーでも使ってみようかな……

まずは、明後日の日曜日お楽しみに!

TODAY’S EPISODE #59

『Iced Tea / Joyce Wrice & KAYTRANADA 』2022

今回ご紹介するのは、2022年にカリフォルニア出身のR&BソングライターJoyce Wriceが、kaytranadaと組んでリリースした楽曲『Iced Tea』です。

このJoyce Wriceは、これまでToday’s Episodeで紹介してきた「Jorja Smith」「Amber Mark」「Mahalia」と並んで、次世代を担うと注目されているシンガーの1人。

そんな中でも、Joyce Wriceは高い歌唱力と少し冷めた感じでクールに歌いこなす感じが最高です。

この曲のMVは、冒頭と最後の部分で意味深な日本語での会話が挿入されていたりストーリー性もあって面白いです。

また今回は、Kaytranadaとのタイアップという事でさらに注目!

彼の音楽は、少しエレクトリックな感じとHIPHOPの匂いも感じれる唯一無二のサウンド。

サンジェイでは、2020年にリリースした「10%」をよく使ってます。ダンスクラシックFirst ChoiceLove Thingをサンプリングし、少し懐かしい感じのする曲です。

さて、最近のTODAY’S EPISODE…わりと新しい曲のチョイスが続いてますが、今回も2022年の曲でした。

日曜日は、新しい楽曲を中心に少しテンポの速い感じで90分駆け抜けたいと思います。